熊野古道は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道で、小辺路(こへち)・中辺路(なかへち)・大辺路(おおへち)・伊勢路など複数のルートがあるが、現在最も多く歩かれているのは、中辺路であるようだ。
中辺路は(四国のお遍路もそうだが)、1年以上前からBecker氏が歩きたいと熱望していたトレイルで、今年の4月に行こうとしていた。 1月になって通常の登山のように計画を立て始めたのだが、宿が少なく既に満室が多く計画が立てられない状況になっていた。 そこで11月に延期して、改めて7月に「熊野トラベル」に希望を伝えて手配を依頼したのだが、満足な宿泊場所は確保できず、宿の立地に不満があるまま「熊野トラベル」の提案で決行することにした。
計画は、中辺路を大きく、①滝尻王子から熊野本宮大社(17日~19日)までと、②熊野速玉大社周辺(20日)、③熊野那智大社周辺(21日)に分けて歩いた。 宿の少ない①滝尻王子から熊野本宮大社は、山間部を歩いて熊野本宮に入る中辺路の核心部で、約38Kmを2泊3日で歩くことになった。 1日目は東京を早朝に出発し昼過ぎに滝尻王子から2時間ほど歩いたところで宿泊、2日目は継桜王子まで歩いた後バスで近露の集落まで戻って宿泊、3日目は近露の集落からバスで野中一方杉まで行ってから歩き出し、熊野本宮大社まで歩いた。
1日目、2日目のルート(ルート詳細)

⇒:バス →:歩き
1日目(17日):紀伊田辺駅(12:50)⇒滝尻王子(13:33/13:50)→古道ヶ丘分岐(15:30)→民泊とまりぎ(15:50)
紀伊田辺駅からバスに乗ったのはほとんどが欧米人

滝尻で下車

中辺路スタート
滝尻王子
登山開始
いきなりの急登
千年の歴史に思いを馳せる
今日の古道歩きはここまでで、舗装路を20分歩いて宿泊地へ
今宵の宿は「民泊とまり木」素泊りの一棟貸
2日目(18日):民泊とまりぎ(7:50)⇒古道ヶ丘分岐(8:03)→高原霧の里休憩所(8:53)→大門王子(9:42)→大坂本王子(11:58)→道の駅・中辺路(12:12/12:41)→近露王子(13:17)→比曽原王子(14:03)→継桜王子(14:18)→秀衡桜(14:26)→野中一方杉バス停(14:52)⇒民泊まつり(15:25)
宿のオーナーの好意で、昨日の下山場所まで送ってもらった
熊野古道は暗い杉林が多いが、たまに明るい広葉樹林帯がある
高原(たかはら)熊野神社
熊野古道らしい石畳の道
平坦地は早歩き
大坂本王子のスタンプ所
突然道の駅が現れて昼食タイム
マイペースで歩く
中辺路のシンボルと言われる「牛馬童子像」
近露王子
継桜王子
この日は秀衡桜までとして、「野中一方杉」バス停から、近露の宿に向かう
民泊まつりは、1泊2食+弁当をお願いした
3日目のルート(ルート詳細)

3日目(19日):道湯川橋バス停(7:44)→岩神王子(8:27)→湯川王子(9:34)→三越峠休憩所(10:02/10:13)→発心門王子バス停(11:47/12:08)→水呑王子(12:25)→伏拝王子(12:58)→ちょっと寄り道展望台(13:44)→熊野本宮大社(14:08/14:41)→大鳥居(14:46)→大斎原→大斎原バス停(14:56)⇒川湯温泉・大村屋(15:30)
中辺路を繋げて歩くためには、前日下山した「野中一方杉」バス停に戻って歩かねばならないが、その先暫くは舗装路歩きになるため、「野中一方杉」の先の「道湯川橋」バス停から歩くことにした。このため6.2Km(約2時間)は省略することになった。
「民泊まつり」から一番近い「宮の上」バス停から乗車
「道湯川橋」バス停から歩き出す
2011年から通行止めの区間だった古道が、今年10月から復活した
確かに荒れた印象があった

沢に下りて行く

沢沿いの古道
左側は崖で危うい
修復したと思われる箇所
幾らでも歩けそうな
美しいトレイルだった

平坦なので、ぐんぐん進む
三越峠で小休止
下る
発心門(ほっしんもん)王子
発心門王子バス停の休憩所で昼食
舗装路歩きも出てきた
下る
高野山からの参詣道「小辺路」がこの辺りで合流する

発心門王子で、Becker氏と先頭を交代した
ちょっと寄り道展望台へ
展望台から大斎原(おおゆのはら)の大鳥居が見えて力が出た
熊野本宮大社に到着
裏から入ったので、参道を振り返って撮影
大斎原の大鳥居
バスで宿泊地の川湯温泉へ
川湯温泉の民宿大村屋

到着後すぐに対岸の露天風呂へ(写真左の河原)

外国人女性軍団が入ってきたので退散
翌日は川湯温泉からバスで新宮に行き、新宮周辺の中辺路を歩く計画となっている。