屏風の耳から見下ろす涸沢カールと穂高連峰の絶景が見たくて、パノラマ新道(パノラマコース)を歩く計画を立てた。 涸沢ヒュッテに2連泊して、1日目は上高地から涸沢まで登り、2日目は涸沢に滞在、3日目はパノラマ新道で上高地まで下山する計画だ。
登山前日(15日)の朝に自宅を出発し、コムロ女史とは最寄駅で、みっちー氏とは上野原で合流し、昼過ぎに上高地に着くことができた。 上高地から見た穂高の稜線には厚い雲がかかり、翌日の雨予報が現実的になっていた。 この日は、宿泊予定の西糸屋で昼食をとり、上高地を散策した。

穂高の稜線には雲がかかっていた

ルート詳細
16日:上高地西糸屋(6:04)→明神(7:03/7:15)→徳沢(8:12/8:43)→横尾(9:41/10:03)→本谷橋(11:07/11:17)→涸沢ヒュッテ(13:41)

朝の静かな河童橋
徳沢から明神へ
横尾で雨具を着用
本谷橋で本降りになったが
涸沢が近づくと雨が止んだ
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐
涸沢ヒュッテに到着
17日:涸沢ヒュッテ(7:04)→ザイテングラート取付(8:24)→穂高岳山荘(9:50)→奥穂高岳(10:56/11:30)→穂高岳山荘(12:05/12:33)→ザイテングラート取付(13:35)→涸沢ヒュッテ(14:26)
涸沢滞在のこの日は快晴だった。 みっちー氏と私は奥穂高岳を往復し、コムロ女史はひとりで涸沢カールを散策することになった。
5:55頃からモルゲンロートが始まった
涸沢の底から見たカールと吊尾根

奥穂高岳へ
まもなくザイテングラート
ザイテングラートの取付から上を眺める
難しくはない
穂高岳山荘に到着
頂上直下の案内プレートと笠ヶ岳、右奥は黒部五郎岳
奥穂高岳 3190m
ジャンダルム、右遠方は白山
槍ヶ岳の左奥に立山、右奥が後立山連峰
中央奥が黒部五郎岳、右奥が薬師岳
ここから核心
慎重にクライムダウン
穂高岳山荘で昼食
ザイテングラートを下りる
ザイテングラートの取付まで戻ってきた
ここまで下りればもう安心
涸沢小屋まで下山
18日:涸沢ヒュッテ(5:58)→屏風のコル(7:32)→中畠新道分岐(9:30)→奥又白谷登山口(10:12)→徳沢(10:46/11:17)→明神(12:12/12:25)→上高地西糸屋(13:15)
最終日はパノラマコースで上高地へ

20分ほど歩いて振り返る

屏風のコルまでは、難所が続く
ゆっくり
慎重に歩く
下りは特に慎重に
難しくはないがロープがないと怖い
穂高の稜線にガスがかかってきた
屏風のコルがすぐ下に見えた
天気の悪化が心配で、屏風の耳には行かず屏風のコルまでとした
下山開始
下る
まだ下る

まもなく奥又白谷登山口
徳沢から明神へ
上高地の西糸屋に預けていた荷物を回収し登山終了
初めて奥穂高岳に登ったのは2010年で、山の師匠に同行して西穂から縦走した(記録)。 翌年の2011年にはBecker氏と、涸沢から北穂~奥穂~前穂と縦走した(記録)。 3度目は2018年で、ユウコさんと、槍ヶ岳から大キレットを通過し北穂~奥穂~前穂と縦走した(記録)。 4度目は2021年に山岳ガイドの新井氏にお願いして、ウエストンが初登したと記録されている南稜から奥穂高岳に登った(記録)。 今回の5回目はみっちー氏と、未踏だったザイテングラートからの奥穂高岳登山とパノラマ新道の通過が実現し、大満足の山旅となった。