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日本で21座しかない3000m峰のうち3座を擁する白峰(しらね)三山の縦走路は、首都圏から近いこともあって、人気のルートとなっている。 山友のBecker、みっちー両氏も既に登っていると思っていたが、Becker氏は北岳だけで、みっちー氏は北岳と間ノ岳だけで農鳥岳にはまだ登っていなかった。 私も高校時代に北岳を体調不良で敗退したまま、未だに登れずにいた。 当初は単独行で計画していたが、この計画を知ったBecker、みっちー両氏が同行することになり、この際だからと数人に声を掛けコムロ女史が参加して、合計4名のチームが編成された。
18日の朝4:50にBecker氏に自宅まで来て貰い、5:05に中野駅でコムロ女史、6:05に談合坂SAでみっちー氏と合流した。 奈良田温泉には8:50に到着し、9:00発の山梨交通バスに乗車して、広河原には9:45に到着した。
1日目:広河原(9:58)→白根御池小屋(12:38)
白根御池小屋は2006年に建て替えられた新しい山小屋で、水洗トイレがあるなど、とても快適だった。 水が豊富なこともあってか、お茶とインスタントコーヒーが飲み放題だった。
2日目:白根御池小屋(5:40)→小太郎尾根分岐(7:55)→北岳肩ノ小屋(8:25/8:45)→北岳(9:33/9:55)→北岳山荘(10:55/11:32)→中白根山(12:20)→間ノ岳(13:35/13:54)→農鳥小屋(15:05)
北岳3193mから間ノ岳3190mへ 間ノ岳の右奥には塩見岳
3日目:農鳥小屋(5:00)→西農鳥岳(5:55)→農鳥岳(6:48/6:57)→大門沢下降点(7:35)→大門沢小屋(10:23/11:07)→大門沢登山道入口(14:05)→第一発電所(14:38)
夜半から時折雨がトタン屋根を鳴らしていた。 3:50に小屋番さんに起こされて、真っ暗の中4時から朝食をとった。 5時、本降りに変わった雨の中を完全装備で小屋を出発した。
まだ皆独身だったころ、同じ職場に席を置き、冬はスキー、夏は海水浴、夜は飲み会で連るんでいた仲間たち。 年に1回の忘年会は細々と続いていたが、健康が気になる年頃になってから低山歩きやサイクリングを始めるようになった。 今回は私が欠席した飲み会で富士登山と決まり、私が案内することになった。
スバルライン五合目を8時に出発してゆっくり山頂まで登り宿泊、翌日ご来光を拝んだ後、お鉢を巡って、午前中に下山する計画とした。
6時20分頃、富士北麓駐車場に全員が揃った。 Y氏、IK氏は何度か一緒に登山をしたことがあるので心配なかったが、IM氏は綿パンにスニーカーという軽装だった。 夕方に大気の状態が不安定となり雷雨となる予報も出ていたので、休憩は最小限して、雨の降る前に山頂に到着しなければならなかった。
1日目:五合目(8:17)→六合目(8:56/9:05)→七合目花小屋(10:04/10:14)→七合目鳥居荘(10:58/11:11)→八合目太子館(11:57/12:16)→八合目白雲荘(12:56/13:06)→本八合トモエ館(13:43/13:52)→八合五勺御来光館(14:10/14:22)→九合目(14:49/14:56)→吉田口頂上(15:40)
吉田ルート山頂直下の鳥居にてY氏と私。 写真右下の日陰でうずくまるIM氏、よく頑張った。
2日目:山口屋(5:48)→剣ヶ峰(6:34/6:51)→山口屋(7:39/7:55)→本八合目(8:18)→七合目公衆トイレ(10:03)→五合目(11:44)
終わってみれば2日間とも快晴微風。 これ以上ない好条件だった。 後半疲れたIM氏も、自力で最後まで歩き通し、全員無事に下山することができた。