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2015年5月31日 (日)

ロブチェ・イースト登頂&エベレストベースキャンプ滞在編

 ロブチェ・イーストのベースキャンプ(BC)に到着してから登頂するまでには4日を要した。 高所順化を2日行い、3日目にハイキャンプ(HC)で宿泊、4日目に登頂してベースキャンプに戻るというスケジュールだ。

 HCは5300mと5700mの2か所設営され、下のHCは宿泊のためのキャンプではなく、ポーターがアイゼン、高所靴、ピッケル等の登攀用具を荷上げするためのものだ。 つまりBCからは無雪期の装備で登り、下のHCで厳冬期用に装備を整えてから登攀を開始し、上のHCで宿泊。 翌朝明るくなってから山頂に向け出発し、山頂を踏んで再び下のHCまで下り、登攀用具を置いてから、BCまで下山するという段取りだ。 

 

 

4月19日(高所順応1日目):ロブチェBC4900m(9:46)→5200m地点→ロブチェBC(13:01)

 

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少し登ったところからロブチェBCを振り返る。 左奥がAG隊、右手前はラッセルブライス隊だった。

 

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5200mくらいまで登り、BCに戻る

 

 

4月20日(高所順応2日目):ロブチェBC4900m(9:30)→下のHC5300m(12:50/14:10)→ロブチェBC(16:17)

 

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高所順応2日目  下のHCからすこし登り振り返る(5350m?)

 

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難所ではネパールガイドがロープをセットしてくれていた

 

 

4月21日(ハイキャンプへ):ロブチェBC4900m(10:30)→下のHC5300m(13:40/14:10)→上のHC5700m(17:39)

 

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下のHCで登攀装備着用して、上のHCに向かう。 

 

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上のHC到着

 

 

4月22日(登頂日):上のHC5700m(7:30)→ロブチェ・イースト6119m(11:55/12:10)→上のHC5700m(13:38)→ロブチェBC4900m(17:14)

 上のHCから先は、殆どのルートに固定ロープが張られていた。 アッセンダーを固定ロープにセットして、手すりを掴むようにしてゆっくりと登る。 段々傾斜は強くなり、山頂直下では40度程度の雪壁となり、息が追い付かず苦しくてなかなか進まない。 もう記憶もないが、最後に2~3人に抜いてもらい、登頂した12人中最後に登頂することになった。 

 

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ロブチェ・イースト6119m登頂

 

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BCに戻り、登頂を喜ぶ

 

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後日送付された登頂証明書

 

 

4月23日:ロブチェBC4900m(9:20)→ゴラクシェプ5140m(13:03/14:00)→エベレストBC5364m(16:41)

 

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ポーターが持ち帰った登攀用具や荷物を整理し、ロブチェBCを後にする

 

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ゴラクシェプのロッジで昼食  背景はカラバタール5550m

 

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エベレストベースキャンプ  端から端まで30分以上かかる

 

 

4月24日:エベレストBC滞在

 

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我々のテント村

 

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手前左はトイレ  汚物を持ち帰るために、下には容器がセットされている

 

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アイスフォール

 

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プモリ7165m  翌日の地震発生直後、この山の雪崩がエベレストベースキャンプを襲うことになった。

 

2015年5月29日 (金)

ロブチェ・イースト アプローチ編

 2007年にキナバル山に行ってから海外登山は10回を数えるようになったが、今までネパールには足が向かなかった。 ヒマラヤの名峰は眺めるだけで、登れる山ではないからだ。 昨年秋に、妻の勧めでアンナプルナ周遊トレッキングに申し込み、ヒマラヤを体感しようと思っていたのだが、出発数日前に現地で大規模な遭難事故があり、ツアーキャンセルになってしまった。

 この遭難事故を調べているうちに、確かに核心部のトロンパス5400m付近は魅力的に思えるのだが、谷筋を歩くのではなくピークを踏みたいという気持ちが強くなってきた。 ネットやパンフレットで色々と調べ悩んだ結果、自分でも頑張れば何とか登頂できそうなロブチェ・イースト6119mに挑戦することにした。

 

2015年4月9日:成田(11:00)→クアラルンプール(17:45/20:05)→カトマンズ(22:30)

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エベレスト&ローツェ登山隊7名、ロブチェ登山隊7名、エベレスト展望ツアー5名が同時に出発した。

 

 

4月10日:カトマンズ滞在

 

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カトマンズ到着の翌日は、のんびり散策

 

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被災前のカトマンズを散策した

 

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シヴァ寺院

 

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旧市街

 

 

4月11日:カトマンズ(9:50)→ルクラ2840mで昼食(11:00/12:20)→パグディン2610m(15:25)

 

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カトマンズから国内線で、登山口にあたるルクラに到着

 

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ルクラのメインストリート

 

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トレッキング開始

 

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パグディン到着 ロッジの売店は品物が豊富

 

 

4月12日:パグディン2610m(7:19)→ナムチェ・バザール3440m(15:30)

 

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このあたりはシャクナゲが満開

 

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何度か吊橋を渡る

 

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ナムチェ・バザール到着

 

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ロッジは清潔だった

 

 

4月13日:ナムチェ・バザール滞在

 

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前夜からの雪が雨に変わった

 

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高所順応のために午後から少し登るが、ビジターセンターを見学しただけで、すぐに部屋に戻った。

 

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登山家の大蔵善福さん、富士山登頂記録を持つ実川欣伸さん、なすびさんと

 

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連泊のナムチェ・バザールでは、ヤクのすき焼きが出た。やんまぁさんと。

 

 

4月14日:ナムチェ・バザール3440m(8:10)→プンキ・テンガ3250m(12:36/14:08)→ディボチェ3820m(17:08)

 

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コンデリ6168m  雨は止んだが天気は良くない

 

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タムセルク6608m

 

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アマダブラム6856m

 

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人懐こい子供たち

 

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休憩中

 

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エベレスト8848m(左)、ローツェ8414m(右)

 

 

4月15日:ディボチェ3820m(9:58)→パンボチェ3930m(12:15)

 

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体調不良により、昼食と夕食は一切食べられなかった。

 

 

4月16日:パンボチェ3930m(8:28)→寺院で祈祷(9:06/10:30)→ディンボチェ4410m(15:06)

 

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祈祷

 

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ディンボチェの集落

 

 

4月17日:ディンボチェ滞在

 

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アマダブラム6856m

 

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天気が良く、500ルピーでシャワーが浴びられた。

 

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タムセルク6608m

 

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ヒマラヤひだ

 

 

4月18日:ディンボチェ4410m(8:08)→トゥクラ4620m(11:31/12:46)→ロブチェBC4900m(14:43)

 

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トレッキングルートの先に目指すロブチェピーク6145mが見えてきた

 

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タウツェ6501m

 

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アマダブラム6856m、遠くにカンテガ6685m、タムセルク6608m

 

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ロブチェ・ベースキャンプに到着  後ろの山がロブチェ・イースト6119m

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